私達は「誠」のこころをもって一生懸命にお客様のことを想い、植物に寄り添って、ひとや社会を良くしていこうと懸命に頑張る全従業員とその家族の物心両面の幸福を追求することを理念に掲げます。
都市の中には街路樹やビルの緑地、マンションの緑地や公園、戸建ての庭等、様々なところに植木が植えられており管理されています。
しかしなかなか「豊かなみどり」と言えるようなものは見当たりません。
まるで建築物のお飾りのようなみどり、デザイン性のみ重視したみどり、今までの慣例でコンパクトに切り縮められている樹木、条例によって仕方なく植えられた樹木、落ち葉対策を優先された物として扱われる樹木...
一体何のために、それらは植えられたのでしょうか。
我々専門業者であっても、その目的を忘れ、経済性を最優先し「ただ木を切る、植える、薬をかける...等の作業」になってしまったのではないでしょうか。
「誠のこころ」をもって社会や未来を考えた時、八景が目指す社会はこんなもんでないと思います。
成果や効率性が優先される都市だからこそ、大きな生命の存在「真の豊かなみどり」が必要なのではないか、またその存在は我々人間にとって根源的な、まるでDNAに刻まれているような関係性で、「永遠の父母であるような存在」なのではないのか。
それは愛に包み込まれているような安らぎ、包容、癒し、潤い、幸福感、創造性などで表現できますが、進士五十八さんの言を借りれば、「緑と人間の本質的関係に由来する効用・効果であり、高次元なもので、いわば超人間的、精神的な存在としての機能」とあります。
現在、共生社会を高らかに謳われながらも、今の都市のみどりには鳥や昆虫なども包容する力はないように思えます。
植物は本来、健全に育ち、伸び伸びと生長し「真善美の状態」へと一方通行で生長する能力があり、我々人間を含む鳥や虫、動物など他の生物に様々な「幸せ」を提供する存在だと思います。
我々人間がアクティブに活動したいとき、心が疲れてしまったとき、好きな人と語らいたいとき、子供と遊びたいとき、静かに心を鎮めたいとき、外の空気に触れたいとき...みどりを求めます。
またその逆もしかり、のびのびと大地に枝葉を広げ健全に大きく育つ「豊かなみどり」をみて、ひとは心に余裕を持ち、優しい気持ちになれる。
いつも『~しなければならない』と目の前のことに汲々としている状態から、ふと立ち止まって他の人の幸せに思いを馳せることができる。
我々は単なる造園業ではなく、そのような「生命のゆりかごとなるような豊かなみどり」を育み、街中に幸せが溢れ、他の生物がその幸せを享受できる社会を目指します。
豊かなみどりは我々人間を含む鳥や虫、動物など他の生物に様々な恩恵「幸せ」を無償の愛のように一方的に提供してくれています。
その提供してくれている恩恵「幸せ」は、使命で述べたような精神的な存在からの幸せもあり、その他にも様々な生態系サービス(冷却効果、炭素固定、大気汚染物質除去、雨水流出抑制、社会的・教育的機会促進、景観向上、コミュニティ活性化・・・)があります。
それらの恩恵「幸せ」を最大化し、街中に幸せを溢れさせるためにはどうしたらいいのでしょう。
八景が考えた答えは、その「みどり」こそを我々の手で幸せにしようという結論です。
ひともみどりも同じだと考えました。
相手を幸せにすることで我々自身も幸せにさせてもらう!
八景は「日本一みどりを幸せにする会社」になります。
一本の木が人々に愛をもたらし、都市の未来を豊かにすることを信じ、私たちの手でその価値を最大限に引き出します。
私たちは、一本の木の持つ力を信じています。
大径木は、その大きな緑量と存在感、長い時を経てきた時間軸、豊かな愛で人々に安らぎをもたらし、社会をより良いものへと導きます。
株式会社八景は、都市緑化のプロフェッショナルとして、これからも未来に向けて挑戦を続けます。